名前のない女達

人は自分が絶望している時、
もっと絶望している人の話を聞いたり見たりすると、落ち着くという。


まるでそのまま体現した本である。
世の中に絶望して、
もうどうでもいいやと思っている人は、
ぜひ一度読んでいただきたい。


インタビューする方も、
インタビューされる方も、
確実に病んでいて、
世の中の地獄の部分を垣間見ることができ、自分のことを少しは幸せだよなと思えるかもしれない。


あまりこっち系統にはまりすぎると、
引き寄せてしまうかもしれないが、
それもまた人生である。


自分がどん底にいる時、
それを誰かに見せたら、
誰かは救われる。


それでいいじゃない。